シンプルなデザインで長く愛される、アディダスのスタンスミス。
どんなファッションにも馴染む定番のスニーカーというだけに、できるだけ長く履き続けたいところです。
スタンスミスは年代によって仕様変更をされてきたものの、仕様に合わせたお手入れで購入時に近いイメージをキープすることができます。
今回は、スタンスミスを長く愛用するためのソール交換やクリーニングについて紹介します。
スタンスミスで起こりやすい劣化
スタンスミスに限りませんがスニーカーを履き込むと、ソール(靴底)から劣化していきます。
まずはかかとのすり減りです。そして、ソールの凹凸が消えてきて滑りやすくなります。
そのまま履き続けるとソールに穴が開いてしまうこともあるので修理を検討してみてください。
スタンスミスのソールは他のスニーカーと比べて加水分解を起こしにくい特徴があり、これは大きな魅力です。お手入れをすれば、5年以上履き続けることができると言われています。
白いスタンスミスは、長く履いていると汚れや黄ばみが気になってきますが、専門店に依頼すれば修復可能です。
劣化には早めの修理を、汚れにはクリーニングをして、スタンスミスならではの清潔感を保ちましょう。
ソールのお手入れ方法
スタンスミスにおけるソールのお手入れ方法は主に2つあります。
かかとの斜め補修
Before
After
スタンスミスのソールはカップソールといって、アッパー全体を包み込むカップのような形状をしています。
そのため、かかとのみを交換することができません。
ソールのかかと部分が削れてきた場合には、削れた部分を同色の素材で斜めに補う「斜め補修」をします。
スニーカー修理において定番の方法です。
ソール交換
Before
After
表面の凹凸が消えてきたソールには、グリップ力のあるソールを取り付けることで、滑りにくく耐久性のあるスニーカーへと復活します。
かかとが削れた状態のままソールを取り付けると、バランスが悪くきれいに接着できないため、かかとの斜め補修をして高さを均一にしてから取り付けます。
汚れや黄ばみにはクリーニング
スタンスミスはハイテクスニーカーなどと比べて、メンテナンスをしやすい仕様です。
アッパー(表面)に使われているスムースレザーは凹凸がなく汚れを吸収しにくいメリットがあります。
日常的な汚れは、スニーカーワイプスで優しく拭き取ると良いでしょう。また、スタンスミスはスニーカー専用の洗剤を用いて自宅で洗うこともできます。
自宅で落とせない頑固な汚れや黄ばみは、専門店に任せるのが安心です。専用の溶剤を使って汚れや黄ばみを落としたり、アッパーやソールを染色したりと、プロの技術でクリーニングします。
白いスニーカーはどうしても汚れや黄ばみが目立ちやすいため、定期的にお手入れをしましょう。
まとめ
今回は、長年人気を誇るアディダスのスタンスミスのお手入れ方法について紹介しました。
スニーカーを履き込むと、ソールのかかとが削れてきたり、ソールの凹凸が薄くなって滑りやすくなってきたりするものです。
スタンスミスのソールはカップソール。アッパー(表面)を包み込むカップのようなソールが縫い付けられています。
そのため、かかと部分のみを交換することができませんが、かかとの斜め補修で購入時のイメージに修復することが可能です。
ソールが滑りやすくなった場合には、グリップ力が高いソールを取り付けます。
スタンスミスはシンプルなデザインであるために、比較的お手入れがしやすいスニーカーです。
専門店に相談すれば、修理やクリーニングで理想の状態を取り戻せる可能性が高いです。
状況に応じたお手入れをしながら、スタンスミスを長く愛用してくださいね。