スニーカーブームが続く中、スニーカー好きの間で「ソールスワップ」が広がりを見せています。
ソールスワップは、簡単にいうと靴底を交換することです。
スニーカーを履きつづけていると、ソール(靴底)の劣化を避けては通れません。
しかし、スニーカーのソールを付け替えることで、大切なスニーカーを蘇らせることができます。
ソールスワップの魅力はスニーカーの機能を復活させることだけではなく、自分だけのオリジナルスニーカーにカスタマイズできることです。
ソールスワップについて、理解を深めてみませんか?
ソールスワップとは?
革靴やブーツ、パンプスは、街の靴修理店で簡単にかかとなどのお直しを依頼できますが、スニーカーはなかなかそれができません。
そんな事情から、ソール(靴底)がボロボロになってきたり、かかとがすり減ってきたりすると、処分している人も多いのではないでしょうか。
限定モデルなどのレアなスニーカーもある中、大切なスニーカーを捨てるのはまだ早いかもしれません。
ソールスワップ(Sole Swap)とは、直訳すると「靴底の交換」です。
スニーカーのソール(靴底)を全て剥がし、別の新しいスニーカーのソールに付け替えるというもの。
スニーカー好きの間では、お気に入りのアッパー(甲の部分)はそのまま残し、別のスニーカーのソール(靴底)と組み合わせるカスタマイズ「ソールスワップ」が普及しています。
InstagramやYouTubeなどでよく紹介されていることから、注目が集まっているのです。
ソールスワップをすることで、復刻モデルのごとく、誰ともかぶらない特別なスニーカーへとアップデートできます。
スニーカーを長く愛用することは、地球の環境にとっても優しい手段です。
ソール部分は劣化しやすい
ソール部分(靴底)は、スニーカーのパーツの中で最も劣化しやすい部分です。
ソールのつま先部分がアッパー(甲の部分)から剥がれてしまったり、ソールにひびが入ったり、ボロボロになったり……。
このような経験はありませんか?
主な原因は加水分解によるものです。
スニーカーのソールによく使われるポリウレタン素材に、湿気や水分が反応することによって分解がはじまります。
雨の日に履かなければ防げるというものではなく、長期間自宅で保管している状況であっても、空気中の湿気によって加水分解は起こります。
ポリウレタン素材は、加水分解を起こしやすいのです。
劣化してしまった大切なスニーカーを救う手段として、ソールスワップが有効です。
ソールスワップを依頼するには
自分自身でソールスワップをする人もおられますが、別のスニーカー同士をきれいに接着させることは難易度が高く、手間もかかる作業といえます。
専門のサービスを利用して、大切なスニーカーを任せるのが安心です。
大切なスニーカーの情報をもとに相談
スニーカーのアッパー(甲の部分)と別のスニーカーのソール(靴底)は、サイズが一緒ならどんな組み合わせでも可能とは限りません。
ソールスワップは難しい作業ですので、大切なスニーカーの情報を事前に伝えて、ソールスワップ後のイメージを相談する必要があります。
ソールを使うドナースニーカーを用意
ソールスワップでは、基本的にソールのドナーとなるスニーカーを依頼者が用意することとなります。
すでにソールが劣化したスニーカーではソールスワップができないため、新しいスニーカーもしくは状態の良いスニーカーを用意します。
まとめ
今回は、ソールが劣化したスニーカーを蘇らせる「ソールスワップ」について解説しました。
ソールスワップは、劣化したスニーカーの靴底全体を剥がして、別のスニーカーのソールに付け替えること。
スニーカーの機能を復活させ、自分好みのスニーカーへカスタマイズできる手段です。
InstagramやYouTubeなどで、ソールスワップの事例が多く発信されているため、カスタムのイメージを参考にしてみても良いでしょう。
大切なスニーカーを自分だけの特別なスニーカーにアップデートして、長く愛用しませんか?