スニーカーをたくさん履いているうちに、底の部分がすり減ってきたということは、誰もが経験しているのではないでしょうか。
そのまま履き続けると、底面に穴が開いてしまったり安定感が悪くなったりと劣化が止まることはありません。スニーカーは修理をすれば、長く愛用することができます。
せっかく出会ったお気に入りのスニーカーを大切にしたいという人は多いです。今回は、スニーカーの底のすり減りが気になるときの修理方法について解説します。
スニーカーの底はすり減りやすい
人の歩き方や重心のかけ方には、大なり小なり癖があります。
内股やガニ股、X脚などが一例です。体型の変化によって癖が変わってくることもあるでしょう。
これらの癖によって、スニーカーを長く履いていると、主にかかと部分からすり減っていきます。
かかとの外側、もしくは内側が斜めにすり減り、かかとの一部が地面から浮いた状態になるのです。
スニーカーを地面に置いて、後ろから見てみると、すり減り具合がよく分かると思います。
劣化が進むと、かかと部分だけでなく、底が全体的にすり減ってきて、凹凸が薄くなっていきます。
ほとんどのスニーカーがかかと修理可能
スニーカーのかかとや底面がすり減ってくると、見た目だけの問題だけでなく、歩きにくくなったり滑りやすくなったりすることもあります。
底全体のすり減りが進むと、かかとの修理が困難になる場合もあります。そのため、かかとのすり減りが気になってきた段階で修理すると良いでしょう。
特殊な素材を用いたスニーカーを除いて、ほとんどのスニーカーはかかとの修理が可能です。
底の劣化が進む前に、修理を検討してみてください。
スニーカーの底がすり減ったときの修理方法
かかと部分だけがすり減っているのか、それとも底が全体的にすり減っているのかによって、できる修理内容が変わってきます。修理サービスに相談してみると良いでしょう。
軽度の劣化にはかかとの斜め修理
スニーカー修理の中で最も一般的なのが、かかとの斜め修理です。
斜めに削れた部分に、色味の合う素材を用いて補うように接着します。
接着面同士をきれいに削って、すき間がないようしっかり接着することがポイント。
自分で行う人もいますが、技術によって仕上がりが変わります。
多くの靴修理店で対応できますので、プロに依頼するのが安心です。
購入時と同じ状態に戻すことはできませんが、見た目はほとんど元通りになり、機能も回復します。
底全体の劣化にはソール交換
底全体が削れていたり、剥がれていたりと、かかとのすり減り以外の劣化も進んでいる場合には、かかとのみの修理が難しい場合があります。
かかとを含め底が全体的に傷んでいる場合や、底面の凹凸がなくなってきて滑りやすくなった場合は、ソール交換を検討してみてください。底面全体のゴムの張替え修理をすることで機能が回復します。
まとめ
今回は、スニーカーの底がすり減ったときの修理方法について解説しました。
スニーカーは長く履いていると、かかと部分からすり減ってくるものです。これは避けることができません。
履けなくなるまで履き潰す人もおられますが、お気に入りのスニーカーは長く愛用したいところ。
かかとのすり減りが気になってきたら、劣化が進む前に修理に出すことをおすすめします。
かかとの斜め修理はスニーカーにおいて定番の修理方法で、ほとんどのスニーカーが修理可能です。
かかと部分だけでなく底面が全体的に劣化している場合は、かかと修理が不可能な場合がありますが、その場合には、ソール交換をすると復活します。
スニーカーはどうしても消耗してしまうものですが、修理をしながら長く愛用していくのがおすすめです。